ストーブ(コンロ)にはシングルバーナーとツーバーナーがあり、燃料はガスとガソリン(主にホワイトガソリン)の二種類があります。
ツーバーナーはメインの料理を作る時、シングルバーナーはちょっとした料理やお湯を沸かしたりする時に使えます。その他登山等でも疲れた時にリュックからシングルバーナーを取り出しさっとコーヒーを入れるとヒーローになれます。
燃料に関してはガソリンのほうがコストがかかりませんが、ポンピング等若干手間がかかります。対してガス式の利点は簡単に着火できることです。両者の差はほとんどないので気に入ったものを選べばいいと思います。一般的にはツーバーナーはガソリン、シングルバーナーはガス、という組み合わせで選ぶ人が多い気がします。
ランタンにもガス式とガソリン式があります。どちらでも問題はないのですが、ストーブの購入も同時に考えているなら、同じメーカーの同じ方式にすると、燃料を共有することができて便利です。
ランタンの光量はかなりのものがありますが、これをテーブルに置くと暗くなってから蛾をはじめとする虫が大量に寄ってくるので、テーブルから少し離れた高いところに誘蛾灯代わりにこのランタンを設置し、テーブルにはもっと光量の弱いキャンドル等を使うとムードも出ていいと思います。
テント内ではガスやガソリン式のものは使えないので、光量は弱いですが電池式ランタンが一つあると便利です。夜中にトイレに行きたくなった時にも使えます。
どれを選ぶにしても替えの燃料をしっかり持っていくようにしましょう。ガソリンはキャンプ場の売店に大抵置いてありますが、ガスはメーカー同士の互換性がないので気をつけましょう。
またヘッドライトがあると暗くなってきた時に手元を照らせて便利です。両手が自由になるので料理にも使えます。見た目はよくないですけども。
・ガソリンランタンの使い方
1.バルブがOFFになっているのを確認後、燃料タンクにガソリンを八分目程度入れる。
2.ポンプノブを左に少し回してロックをはずしノブの穴を親指で押さえながらポンピングする(内部の圧力が高まり押した時の抵抗が強くなるまで)。
3.ポンプノブを元の位置に戻し、右に回してロックする。
4.バルブを少しゆるめ、燃料が出ているのが確認できたらチャッカマン等の先の長いライターで点火する。
5.バルブを回して明るさを調節する。
※ポンピングしても圧力が上がらない時はポンプのパッキンの劣化が原因の場合があります。ポンプの蓋の部分に専用のオイルを入れる穴があるのでそこにオイルを数滴注入します。それでも直らない時はパッキンの交換をする必要があります。
またジェネレーター(内部の細い管)にすすがたまっている場合もあります。この場合も専用の器具があるのでそれで掃除をします。それでも直らない場合はジェネレーターの交換をします。
・ガスランタンの使い方
1.火力調節ノブがOFFになっているのを確認する。
2.ガスカートリッジを水平状態でしっかりと取りつける。
3.火力調節ノブを少しゆるめ、燃料が出ているのが確認できたらチャッカマン等の先の長いライターで点火する(自動点火装置がついていない場合)。
4.火力調節ノブを回して明るさを調節する。
・マントルの空焼きの仕方
マントル(ランタン内部のバーナー先端についている白い巾着状のもの)交換時は空焼きを行う必要があります。
1.ベンチレーター(上部の蓋)、グローブ(ほや部分)をはずす。
2.バーナーの先端部分に溝があるので、そこにマントルを取りつけ紐で縛り形を整える。
3.余った糸をカットする。
4.ライターでマントルに火をつける。
5.全体が白く灰状になったら完成。
意外と活躍するのが七輪です。調理道具としてはもちろんのこと、炭をうまく燃やすためにみんなでワイワイやったり、あたりが暗くなってからは七輪を囲んで、木切れで炭を崩しながらゆっくりと友人と語り合う、といったふうに雰囲気作りにも使えます。野外で炭火で食べる焼き肉、焼き魚は普段の何倍もおいしいはずです。